|
老舗の伝統を受け継ぐ品格とこだわりの味
銀座の高級レストランとして知られているビーフ料理の老舗。
その本物の味を、より多くの人に楽しんでもらうために設立されたスエヒロレストランシステムは、庶民的な価格帯でありながら、高級レストランの味と雰囲気をそのままに提供する“一味違った”ファミリーレストランとして、関東圏を中心に独自の地位を築いてきた。
同社の特徴は老舗の流れをくむ品格と質の高い接客サービスである。 春日さんは、大学時代4年間をスエヒロのアルバイトとして過ごしている。『100人のお客様が来れば100通りの接客があり、100通りの満足があります。それを教えてくれたのがスエヒロでした。他のファミリーレストランと同じ価格帯で勝負しながら、お客様により高い満足を与えることができる。そういうスエヒロが、私は掛け値なしに好きだったんです』
春日さんは入社して3年間、6つの店舗を経験、それぞれの店舗で店長の指導を受けながら、店舗管理や店舗運営を学んだ。 入社して2年目には小田原早川店副店長として昇進し、実際にはヒト、モノ、カネの管理をすべて任された。
『この店で私が目指したのは明るい店づくりでした。そのため働いている従業員の教育にとくに力を置きました。採用から教育、管理まで自分でやり、お客様と会話を増やすなどきめ細かな接客を心がけたところ、1年後には来客数が前年比増しになっていました』
店長と本部スタッフ 各々に実感できる面白さ
実績が評価され、春日さんは入社4年目には本部の販促企画課に異動になった。 現在の仕事は販売促進に関する企画や計画を立案したり、関連するチラシやチケット類などの制作物をつくることである。
『秋に実施したしゃぶしゃぶキャンペーンでは接客を通して告知、ポスターチラシによる宣伝などで、しゃぶしゃぶに関しては普段の2倍近い売上を達成できました』
ひとつの店を仕切る店長職と、全店に共通する販促企画を考える本部スタッフ職の両方を経験した春日さんはそれぞれの面白さについて次のように語っている。
『店長の場合は、店を守る楽しさ、言ってみれば一家の長のような責任と充実感があります。一方、販促のほうは自分の考えた企画が全店の方向づけをするので影響力の大きさが実感できます。』
社員にさまざまな経験と活躍の場を与えてくれるスエヒロだが、春日さんが目指すのはお客様から『おいしかったよ』と言っていただける店づくり。『アプローチの方法はいろいろあると思うので自分なりに頑張っていきたい』
※ 毎日コミュニケーションズ 2001年度版会社発見マガジンから抜粋
|